劇団ピンクフェアリーの公演の依頼で撮影した写真をいくつか紹介しながら、
舞台撮影について、考えていきたい。
まずは、劇団紹介から。
この劇団は、アマチュアにも関わらず、毎年夏と冬に数回、広島で子ども向けのミュージカルを演じている。
2006年の冬で25周年になる、歴史ある劇団である。
それだけに、練習も半端ではなく、とてもアマチュアとは思えない素晴らしい公演を毎回見せてくれる。
特に、踊りの芸術性においては特に目を見張るものがある。
劇団のオフィシャルサイトは
こちら
http://homepage2.nifty.com/PinkFairy/main.html
さて、今日の本題、舞台撮影の動きの表現である。
お芝居の舞台撮影でも、特に戦闘シーンや踊りの撮影は難しい。
レンズの暗さはいかんともしがたいし(明るい望遠はべらぼうに高い)、
また、こういうシーンではたいてい、照明も暗めに演出されている。
手持ちでは手ブレ必至なので、三脚とレリーズスイッチを使用した。
レンズが安価なズームで、100mm/F4.5程度では、ISO800、-0.7EVに露出補正して、
がんばってシャッター速度を稼いで、1/25sec。
これくらいなら、被写体ブレで動きを表現できる。(何が写っているかは判別できる)
実は、元画像(↓)では、舞台の半分程度が写っている。
最初から300mmでこれだけの動きをとらえるだけの技術は持ち合わせてはいないので、
600万画素で広範囲をシャター速度を速くして撮影し、トリミングで構図を整えている。
これもデジタルならではの撮影テクニックである。(と言い張る)